大学では栄養学を専攻し、栄養士免許も持っている私が実践している台所育児についてまとめていきます。
台所育児には様々な目的がありますが、我が家の場合はどうせ料理するんだから一緒にやろう!というなんともお気楽なものです。栄養士の母と3歳9ヵ月の息子の台所育児について。
始める前に
子どもと台所に立つにあたって私が心掛けていることを先にご紹介します。
お手伝いとは言わない
私は短い結婚生活を経験しましたが、ストレスワード上位にランクインするのが「なんか手伝おっか?」です。「いやいやあなたが快適に生活するための家事なのになんで他人事なん?お手伝いしてくださいって言わなあかんの?」みたいなイライラを抱えていました。
息子には同じセリフを言わせたくないという母の勝手な思いから(主体性を持ってほしいという建前の元)「お手伝いしてくれる?」ではなく「一緒にやろう!」と声をかけています。
とにかく余裕をもって
時間・材料・心に余裕をもって台所育児をします。
とにかく大切なのはイライラしない・させないこと。楽しく台所に立つために全てに余裕をもたせます。
「時間内から早くして!」っていうと焦ってなにかトラブルが起きてもっと時間がかかりますし、「牛乳はあとちょっとしかないから、絶対こぼさないで!」っていう時には必ずと言っていいほどこぼします。
何をしてもらう?
正直なんでもOKです。大切なことは、「親がしてほしいこと」や、「ネットで同月齢の子がしていること」を強制しないことです。
十分な安全が確保出来ることで、「本人がやりたいこと」をさせてあげましょう。
3歳9か月の息子が実際にしていることをまとめてみました。
切る
私が普段使っているペティナイフを使って、両方の手を添えながら食材を切っています。
特に食材を支える手が不安定になりやすいので注意しましょう。
炒める
これも両手を添えて一緒にしています。
フライパンの柄を持ち、へらを動かすというのが難しそうですが楽しんでやっています。
油が跳ねやすいものはまださせていません。
痛い思いをしたせいで料理嫌いになるともったいないと思っています。
和える・混ぜる
ホットケーキミックスを混ぜたり、ポテトサラダのじゃがいもとマヨネーズを和えたり。
火も包丁も使わないので、見守りながらほぼ1人でしてもらっています。
盛り付ける
私は普段どさっとお皿にのせるだけのご飯を作っていますが、本当は盛り付けも大事ですよね…
適量をおいしそうに盛りつける練習としてやってもらっています。
最初は、適量を用意しそれをお皿に移し替えるということから始めました。
洗い物も手間も増えますが、そこは目をつむりましょう。
避けていること
生活に必要なことと言えどやはり台所育児には危険もつきものです。
危険をすべて排除するわけではありませんが、ある程度は親が線引きをすることも必要だと思っています。
火を点ける
ガスコンロには絶対に触ってはいけないというルールを決めています。炒め物をするときも、火を点けるのは母の役目で息子には触らせていません。
やり方がわかるから・やったことがあるから大丈夫と、もしものことが起こらないようにするためです。
鍋の蓋を開ける
ささいなことですが、危険だと思っています。
湯が沸いた鍋の蓋を開けるときについ覗き込んでしまうと顔をやけどする危険があります。私が経験者です…「蒸気が上がってくるのくらいわかるでしょう。誰ものぞき込まないよ。」
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